体に悪い理由はどぶろくを作る酒蔵からすると、ただの飲み過ぎなのでは?と感じてしまいます。
いくら百薬の長とはいえ、飲みすぎればただの毒です。
とはいえ、なぜそう言われるのか考えてみました。
どぶろくはお酒の中でもアルコール度数が高い部類に入り9〜17%程度あり、飲み過ぎると肝臓に負担がかかるからです。 ビールが5%程度と考えるとかなり高いですね。
それに、甘めのタイプだと飲み口が良いのでついつい飲みすぎてしまうということもある。
さらに、糖分やカロリーが高く、肥満や糖尿病のリスクを増加させる恐れも考えられまますから、いくら、体に良いどぶろくでも過ぎたるは及ばざるがごとしです。
そういったところから、体に悪いと言われるのかと思われます。
どぶろくを製造する時には、麹の力でほとんどの炭水化物は糖分に分解されていますが、濾さないどぶろくは炭水化物が残ります。
炭水化物は体にとって重要なエネルギー源ですが、過剰摂取や質の悪い炭水化物は健康に悪影響を及ぼすことがあります。
特に、精製された炭水化物(白米、白パン、砂糖など)は血糖値を急上昇させ、インスリンの過剰分泌を引き起こします。
そういったところから、どぶろくは体に悪いと言われているのでしょう。
残念ながらどぶろくの成分は出てこなかったので、よく似た純米酒の100gあたりの成分表の数値です。
どぶろくを濾したら純米酒なので
エネルギー:102kcal
水分:83.7g
たんぱく質:0.4g
炭水化物:3.6g
無機質(カルシウム、ナトリウムなど):22.38g
濾す前のどぶろくは純米酒に比べタンパク質と炭水化物がもっと多いと思いますが、この数値を見ても体に悪そうなモノは見当たりません。
どぶろくに含まれる乳酸菌や酵母は、腸内環境を整える役割を果たします。
腸内の善玉菌が活性化されることで腸内環境を整える役割を果たし、食物繊維やビタミンB群が含まれているので便秘解消にも良い効果があります。
ただし、アルコールを含むため、飲みすぎには注意が必要です。
何事も過ぎたるは及ばざるがごとしということです。